どらぺこ! ~おねだりドラゴンとおっぱい勇者~をプレイした感想

ノベルゲーム:18禁
11 /14 2016
4章12_私の知らない間に百合展開きてます?
ということでどらぺこ! ~おねだりドラゴンとおっぱい勇者~を完全クリアしました。

制作はアリスソフトですが、遊べるエロゲ―というよりノベルゲームのようなゲームです。
スクリーンショットを見た感じ六角形のマスを移動していくように見えますが、実際はノベルゲームにおける分岐などをフローチャート化しただけ。

ただし本作はかまいたちの夜のようにバッドエンドが多く、バッドエンドになるたびに経験値が入って成長するという珍しいシステム。
特定のアイテムを持っていると出現する選択肢もあり、案外縛りプレイができそうな感じ。


肝心のシナリオは可もなく不可もなくと言ったところ。

前半のエストとお化け屋敷の騒動は非常に良いです。
遊びほうけていたエストが城を追われて下層街に追いやられ、下々の生活を初めて知り、徐々に信頼を築き成長していく様はなかなかのもの。

一方後半のドラゴン祭りからは各キャラの描写が少なかったこともあり、今あるキャラに裏設定を持たせて無理やりやった感がして残念。
また某鬼畜王でも見た実は真の黒幕がいるんだよ!神様がどうのこうのというどこかで見た設定もかぶっていて残念。
ラスボスクラスのキャラが複数体いるのにほとんど戦わずイベントシーンで終わらせたのは残念(逆にイベントシーンのアルマvsエストは非常に燃えました)。

ただし最後に解放される真ルートはロリコン歓喜の最後の締めくくりにふさわしいなかなかの出来でした。
終わり良ければ総て良しとはまさにこのこと。

またパロディが結構多く存在し、わりとわかりやすいように表現しているので楽しめました。

なお一般的なエロゲ―よりホモ要素が多分に含まれているため苦手な人は注意すること。


システムに関してはそれほど問題なかったのですが、いわゆるセーブスロットが一つしかないため気に入ったシーンを保存しにくいのが残念。
マスごとのシナリオもシナリオ名が付いていないため、見たかったシーンをすぐに見れないのが残念。


とりあえずはこんなところかな。
最後の真ルートが良かったです。
ではまたー

水月(PC版:初代無印版)をプレイした感想

ノベルゲーム:18禁
10 /26 2016
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遠野物語に登場するマヨイガを軸に民間信仰、民俗学、日本神話、量子力学、認識論など多分野の学問を含みながらも調和がとれた名作。
地雷の多いF&C FC01の中で唯一の良作にして稀代の神作。
「もしも来世に一つだけ18禁PCゲームを持っていくならば何を持っていくか」と聞かれれば間違いなくこれを選ぶ。

→18禁PCノベルゲームのおすすめ一覧はこちら


グラフィック・シナリオ・BGM・システムいずれにおいても高水準であり、特にシステムに関しては(本作が2002年の作品なのにもかかわらず)現在の18禁ノベルゲームで本作を超えるものはないと言ってよいほどの使いやすさ。
当時はマウスカーソル自動移動などなかった時代であり、本作にもその機能は使われていないも関わらず本作以上の使いやすい作品がないと言えばすごさはわかるだろう。

特筆すべきは「右クリックを押すとその時のメニューがすぐ右に出ること」であり、例えば通常画面だとメニューにクイックセーブ・クイックロードがあるためすぐさま再開可能(さらにクイックセーブも複数存在)。
この機能はセーブデータを選ぶ場面でも使われており、同様にマウスカーソルを動かす、マウスカーソル自動移動による視線の移動などの手間が省かれてかなり負担が減っている。
なぜこの機能が現在の18禁ノベルゲームにないのか不思議でならない。
他にも右クリックの動作を選べたり縦書き横書きの選択、アイコンの変更など当時としてはかなり豊富。


各々のキャラは非常に際立っており、すぐにそのキャラの特徴をつかめるほか、髪色や名前でも区別されているため非常に覚えやすい。

BGMはボーカル曲こそないものの、全体的にレベルが高く、なにより「はずれ曲」ないため欠点が見当たらない。


唯一の欠点はシナリオが難しめな点。
これはある意味もっとも18禁である意味でもあり、早い話「18歳レベルの理解力・読解力・知識・論理力」がないと話がわからない。
昨今の状況を見るに18歳以下でも理解できそうだが、それでも上記の通り複数の学問の知識が必要のためわからない人はわからない。
たびたび論理的な話が出てくるため、知識があっても論理力がないとわからない。


またメディア化も恵まれた作品であり、小説はパラダイムノベルから1冊、ファミ通文庫から2冊、他にもファンディングや移植など。

小説はいずれも本作と設定から異なるためそれを認知しておくこと。
本作の内容がそれなりに難しいこともあり、まずは一番わかりやすく本作とあまり設定のことならないパラダイムノベル版から読むことを勧める(ただし絶版なので注意)。

移植に関してはPSP版は処理が重い、DVDPG版は話にならないとのことなので他を選ぶ方が良い。


とりあえずはこんなところかな。
紛れもなく名作です。
ではまたー

月あかりランチ OZ sings, The last fairy tale.をプレイした感想

ノベルゲーム:18禁
10 /22 2016
アブリル19_
オズの魔法使いを元ネタとしたノベルゲーム。
文字通り元ネタであるだけのためオズの魔法使いを知らなくても問題なし。

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グラフィック・音楽・シナリオ全般的にレベルが高く、システム面もかなり使いやすい。
何よりキャラクターの名前が春夏秋冬、東西南北からとっており覚えやすいほか、いずれのキャラも個性がある上に魅力的で飽きない。
キャラ紹介とあらすじで魅了された作品であり中身も期待を裏切らない出来だった。


ノベルゲーム初心者にも優しく、大まかな流れはプロローグ→各ルートを選択と非常にわかりやすい。
内容もプロローグは学園に来てどうすれば良いか、各ルートはヒロインに沿った流れとなるほか、各ルートはプロローグより短いため後半長くてだれることもなくて良かった。

本作では様々な謎が出てくるが、そのほとんどが作中で判明するためすっきり終えられて良かった。

BGMは特にしっとりとしたものがなかなか良く、いずれもリラックスできた。

本編では普通のシチュエーションしかないが、おまけシナリオではマニア向けのシチュエーションもありマニアも楽しめる。


以上全般的に欠点のない作品なのだが、如何せん致命的に知名度が低い。
それだけに隠れた名作となっている。

おすすめルートは

夏乃

フユ

アブリル

アキ

もっともフユは全編体験版ver2に付属しており、内容も(最後だけ)体験版用にされているため最初にプレイしても良いかも。
逆にアブリルは重要な伏線があるため後半のプレイ推奨。


動作環境の問題か、オリジナルマウスの表示が点滅したり突然動作がフリーズしたりする。
またアップデートパッチが公式になるので当てておくこと。


とりあえずはこんなところかな。
間違いなく隠れた名作なのに知名度が低くて残念です・・
ではまたー

ド田舎ちゃんねる5~こちら鈴音学園放送部~

ノベルゲーム:18禁
09 /24 2016
蓮7_
ド田舎を舞台としたパロディ多めギャグありのノベルゲーム。

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パロディの量がかなり多く、すべて把握するにはアニメ・ゲーム・漫画すべてにおいてそれなりの知識が必要。
公式サイトもギャグ満載でぶっ飛んでいるため一見の価値あり。
反面、パロディをパロディとしてわかりやすく提示していないため、パロディゲーとしてわかりにくいのが難点。

OP曲・ED曲ともに質が高く、特にED曲の「ゆうかげ」は哀愁漂う名曲。
案外知られていないが、どちらも歌っているのはfripSide(正確にはnao)。

商業ノベルゲームとしては珍しく体験版がかなり作りこまれており、体験版だけでも楽しめるほか体験版専用シナリオもあったりと体験版だけでも楽しめる作品となっている。


パロディーゲーとしてだけでなく、田舎の雰囲気を味わったりバカゲーとしても楽しめる作品。


とりあえずはこんなところかな。
パロディはかなりあります。
ではまたー

水月 弐 ~追憶~

ノベルゲーム:18禁
09 /19 2016
麻巳7_
F&C01奇跡の名作とされる水月の続編。

前作レビュー→http://blueclearwind.blog.fc2.com/blog-entry-2778.html

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18禁PCノベルゲームとしては珍しく、初出はPS3、その後PSPを経てPC版を発売している。

あの名作ノベルゲーム水月の続編ということで期待はあったが・・キャラクターの立ち絵で嫌な予感がした人は勘が鋭いと言えるだろう。

蓋を開けてみれば、グラフィックやBGM、(設定を除いた)シナリオはそれほど問題ないものの、操作性の悪さ、設定の矛盾や表現ミスに加えジャンルからは想定できないグロホラーフルボッコレイプCGにヤンデレありと悪い点が目立つ結果に。

パッケージからは全く想像できないグロ要素あり、ホラー要素あり、強姦+全身殴打のきついCGあり、ヤンデレ要素ありとそれなりに人を選ぶ作品。
特に強姦+全身殴打のきついCGは耐性がない人にはかなりきついだろう。


特に問題なのは設定であり、各ルートどころか同一ルート内でも設定が矛盾しているのはさすがに擁護しきれない。
設定が矛盾と言えないレベルで矛盾しており、PC版で追加された過去編以外信用できない状態。
過去編以外と過去編では黒幕に関する説明が異なるほか、あるルートでは祠しか触れないと言っている一方別のルートでは祠の中の羽々矢しか触れられない(つまり祠は可能)と言っていたり、羽々矢は百足神の一族は触れないと言っていながら普通に触っていたり・・

加えてパースがおかしいCGが多数あり、具体的には

・醤油差しの大きさが異常に小さい(通常の半分以下)

・シャーペンが異常に大きい(通常の倍以上)

・ソフトクリームが細すぎる(加えてなぜか手元でソフトクリームを食べるCGでは巨大化してる)。

等々。


また水月との関わりは作中に名前が出ている程度であり、実質続編の必要性が全くない。
設定さえしっかりしていれば結構しっかりとした伝奇物であるため、設定の矛盾をなくして全く別のタイトルであった方が評価されたような。
もっとも3つのハードで発売できたことから、水月のバリューネームは高かったとみられる。


明らかにシステムが旧世代。
2012年(一般向けは2011年)発売の作品でありながらマウスホイール非対応、ボイス音量がテスト音量と実際で違う上にバックログの音量も違う、各キャラの文字色が目に優しくない色(一般的なフォントにアンチエイリアスを使用しているため、さらに強調されて見づらい)、等々。
スタッフロールEDの音量も小さすぎで、今まで聞いていた音量の倍ほど大きくしないとまともに聞こえない場合も多々あったり。

おそらく移植に伴う変更を行わなかったことが原因の可能性があるが、それでもマウスホイール非対応はいかがなものか。


設定とグラフィックがしっかりしていて水月の続編でなければそれなりの評価がもらえた惜しい作品。
いかんせんどちらも看過できないレベルのため残念極まりない。


とりあえずはこんなところかな。
ここまで設定がしっかりしていない商業ソフトは久しぶりでした。
ではまたー