白詰草話をプレイした感想

ノベルゲーム:商業ソフト
11 /14 2017
第6話4_

ということで白詰草話(しろつめそうわ)を全ルートクリアしました。

<クリア時間:7.39時間>
本作は大槍葦人が描かれる色彩とFFDシステムが特徴的な作品。



近年の大槍葦人の絵は一般的な塗りになりましたが、この頃の絵はどちらかといえば美術的な塗り方です。
この塗り方はエロゲ史上見ても類がなく、非常に特徴的でキャラの暖かさがにじみ出た絵柄となっています。


また本作は近年のような「上半分が画像、下半分が文章」という画面構成でも、当時のような「背景に画像、文章は全画面」という画面構成でもなくFFDシステムというものを使っています。
これは漫画のコマと吹き出しの表示位置が固定ではなく、画像のように場面々々によって変わる手法。
コマが上下左右から出てくる動くマンガのアプリのようなものといえばわかりやすいかもしれません。

このFFDシステムは視覚的に非常に楽しめるため、このシステムを取り扱ったLittlewitchの作品は評価が高いです。

反面既存のものと比べて技術的手間や演出の手間が非常にかかるため、今となっては同じ手法をとれる余裕のあるブランドはないでしょう。



全10話で構成されており、各話の最初と最後にOPとEDが流れるのもポイント。
OPは当時では珍しいであろう全てセル画のアニメOP。EDでは各話のラフ画が見れるなど楽しめる点も。
またOPED曲どちらもLittlewitch最高傑作といえるほどの名曲です。

ただし各話の長さが決まっていたのか、各々の行動理由などが一行で終わってその後語られなかったり、回収しきれていない伏線があったりと少しボリュームが足りないようにも思えました。
グラハムが古痕を設立した理由や荒山についてなどそれほど多く語られない部分が多いため、ある程度物事を頭のなかで整理しながら読まないと理解しにくいでしょう。
個別エンドがほとんど変わりないのも残念。

移植版であるDC版ではボイスが付いたほかおまけシナリオもある様子。



FFDシステムを採用している影響で一般的なシステム画面とは異なりますが、各種ボタンのレスポンスや雰囲気は良い感じ。
ctrlキー押し続けでスキップもなく、文章はそのページの終わりまで止まりませんが、ゲーム内スキップとゲーム速度変化を使うことで最大256倍速にもでき、altキーを押せば一時停止も出来るため問題はないでしょう。


全体的に見て短めの物語であり、特に絵柄やFFDシステムが特徴的なため短時間で楽しむには良いかもしれません。
修正パッチも配布されていますが、公式サイトが落ちているためインターネットアーカイブなどを使うと良いでしょう。


とりあえずはこんなところかな。
非常に良い絵柄でした。
ではまたー
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