'&' -空の向こうで咲きますように-

ノベルゲーム:商業ソフト
01 /13 2017
麗1_
幼い頃の冒険、その続きの物語。

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終盤あたりまでは可もなく不可もなくなゲームだが、終盤の麗ルートで一気に引き込まれる良作。
18禁PCゲームとして発売した後、ルートなどが追加されたPS3・PSVita版が発売されている。
また修正パッチが存在するため当てておくこと。

タイトルが非常に読みにくいが、本作は架空のローグライクゲームのatHack(NetHackが元ネタだと思われる)が関わっており、その影響でこのようなタイトルになったとも言え、英数字をキャラクターに見立てたといえばタイトルの意味も想像はできるはず(と言うもののまさかのダブルミーニングだとわかったときには驚いたが)。

システム面に力が入っており、一般的なシステムコンフィグのほかシナリオが進むごとに書き込まれる地図、解除される実績、追加される写真(おまけメッセージ付き)、立ち絵やセリフなどを自由に作れる立ち絵モードなどストーリー以外にも楽しませる要素が多い。


シナリオは複数ルートあるものの、(近年の18禁PCゲームにしては珍しく)開放ルートがほぼ決まっているため実質一本道のシナリオ。
とはいえいずれのルートも共通ルートからの分岐の形を取っているため、一般的な複数ルートを最初から選べるほうが冒険感があってよかったかもしれない。
メインとなる麗ルートは物語の根幹に関わるため麗ルートのみ最終解放のほうが最適か。
もっとも一本道の影響で点と点が線になる感覚も味わえたため、一概にどちらが良いとも言い難い。

麗ルートは非常によく、これまでのルートの集大成といったほか、ラストは(ローグライクゲームが下地にあるように)ダンジョンに挑み、さらにはボス戦にラスボス・真ラスボス戦と非常に良かった。
なかでも真ラスボス戦はBGMも相まって感極まずにはいられなかった。
スタッフロール後も非常に良い。


ただ上記の通り中盤のシナリオが可もなく不可もなくだった点が残念。
(隠し除いた)麗ルート以外は基本的に事件発生→解決→エンドのパターンであり、各ルートが影響しあうということもないため何とも言えない。
あるルートで解説されたことは別ルートではそれが解説されたことが当然のように進むため、そのことを覚えていないと説明不足とも見える。
説明されない伏線も多いため、ある程度の読解力・考察力は必要なのかもしれない。

また章子が非常に不遇なのも残念。
序盤では何度も「冒険に出たのは8人だったはずだが9人の気がする」と出てき、9人目のことを誰一人覚えていない。
道具は魔法にも近いもののため、記憶消去の魔法か、と思ってプレイしたものの結局原因は「影が薄い」から。
章子に出会う前は、作中のキャラたちは「冒険に出たのは8人だった」と思い、章子と出会い思い出してからは今まで忘れていたのが嘘かのようにあの頃を懐かしみ始める、豹変と呼べるほどの変わりようなためこれが道具の影響でなければ悲しすぎる(挙句の果てに最終決戦にまで置いていかれる。というか存在を忘れられている)。
作中でも章子は自分が孤独だと慟哭するシーンがあるが、そう言われても仕方ないのでは・・

他に主人公はたまに声付きで話すのだが、そのタイミングが地の文だったりセリフだったりとまちまちで要領を得なかったのも残念。
決め台詞や重要シーンならばわかるもののそうでないため何とも言えない(そのためかPS3・PSVita版では削除されているとのこと)。
ただし真ラスボス戦だけはシーンに声があっていた。


ちなみに最後にボイスが判明になるあのキャラは一番の萌えキャラ。
この手の萌え属性が少ないのも相まって非常に良かった。
星良ルートでちゃっかり出てきてるのは謎


総括すると、中だるみはするもののプレイしても損はない作品。
総プレイ時間も25時間ほどと長くなく、麗ルートがかなり良いので手の空いたときにプレイしても良いだろう。


とりあえずはこんなところかな。
終わりよければ全て良しとはこのことでしょう。
ではまたー
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