水月 弐 ~追憶~

ノベルゲーム:商業ソフト
09 /19 2016
麻巳7_
F&C01奇跡の名作とされる水月の続編。

前作レビュー→http://blueclearwind.blog.fc2.com/blog-entry-2778.html

→18禁PCノベルゲームのおすすめ一覧はこちら


18禁PCノベルゲームとしては珍しく、初出はPS3、その後PSPを経てPC版を発売している。

あの名作ノベルゲーム水月の続編ということで期待はあったが・・キャラクターの立ち絵で嫌な予感がした人は勘が鋭いと言えるだろう。

蓋を開けてみれば、グラフィックやBGM、(設定を除いた)シナリオはそれほど問題ないものの、操作性の悪さ、設定の矛盾や表現ミスに加えジャンルからは想定できないグロホラーフルボッコレイプCGにヤンデレありと悪い点が目立つ結果に。

パッケージからは全く想像できないグロ要素あり、ホラー要素あり、強姦+全身殴打のきついCGあり、ヤンデレ要素ありとそれなりに人を選ぶ作品。
特に強姦+全身殴打のきついCGは耐性がない人にはかなりきついだろう。


特に問題なのは設定であり、各ルートどころか同一ルート内でも設定が矛盾しているのはさすがに擁護しきれない。
設定が矛盾と言えないレベルで矛盾しており、PC版で追加された過去編以外信用できない状態。
過去編以外と過去編では黒幕に関する説明が異なるほか、あるルートでは祠しか触れないと言っている一方別のルートでは祠の中の羽々矢しか触れられない(つまり祠は可能)と言っていたり、羽々矢は百足神の一族は触れないと言っていながら普通に触っていたり・・

加えてパースがおかしいCGが多数あり、具体的には

・醤油差しの大きさが異常に小さい(通常の半分以下)

・シャーペンが異常に大きい(通常の倍以上)

・ソフトクリームが細すぎる(加えてなぜか手元でソフトクリームを食べるCGでは巨大化してる)。

等々。


また水月との関わりは作中に名前が出ている程度であり、実質続編の必要性が全くない。
設定さえしっかりしていれば結構しっかりとした伝奇物であるため、設定の矛盾をなくして全く別のタイトルであった方が評価されたような。
もっとも3つのハードで発売できたことから、水月のバリューネームは高かったとみられる。


明らかにシステムが旧世代。
2012年(一般向けは2011年)発売の作品でありながらマウスホイール非対応、ボイス音量がテスト音量と実際で違う上にバックログの音量も違う、各キャラの文字色が目に優しくない色(一般的なフォントにアンチエイリアスを使用しているため、さらに強調されて見づらい)、等々。
スタッフロールEDの音量も小さすぎで、今まで聞いていた音量の倍ほど大きくしないとまともに聞こえない場合も多々あったり。

おそらく移植に伴う変更を行わなかったことが原因の可能性があるが、それでもマウスホイール非対応はいかがなものか。


設定とグラフィックがしっかりしていて水月の続編でなければそれなりの評価がもらえた惜しい作品。
いかんせんどちらも看過できないレベルのため残念極まりない。


とりあえずはこんなところかな。
ここまで設定がしっかりしていない商業ソフトは久しぶりでした。
ではまたー
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